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写真お役立ち情報46

 ここでは、デジカメ・写真撮影・レタッチに関するお役立ち情報を少しずつ載せて行きたいと思います。

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上の写真は秋田県の元滝というところで写したものですが、ここは写真になりそうなポイントがたくさんあり、撮影者にとっては非常に面白いところです。ただ、いざ写そうとすると邪魔なものがあちこちにあり、頭を悩ませるところでもあります。今回は、ここで撮影をしながら感じたことを書かせて頂きます。それは、写真を撮る際に最も重要な、でも、実は最も難しいことだと思います。

自分が写真を教えていてよく耳にする言葉に、「何を撮っていいのか分からない」とか「出来上がった写真を見てガッカリすることばかり」というものがあります。元滝を撮っていて、”上のようなことを言う人は、ここでは写真を撮るのは難しいかな”という思いが湧きました。

全てのカメラマンは、目の前の被写体が気に入ったからシャッターを切っている訳ですが、それで思うような写真が出来る、と勘違いしているところが無意識にあるのではないかなと思います。実は、それでは、偶然たまたま良い写真が出来ることはあるかも知れませんが、常に思うような写真になることは決してありません。では、どすればいいのかということになりますが、結論から言うと、シャッターを切る前に頭に中に撮りたい写真の絵が存在している必要がある、ということになります。これが写真撮影において一番重要で、一番難しいことなのかなと思います。以下に少し具体的に説明させて頂きます。

絵柄が頭の中にあるということは、撮影の数日前ということもありますし、数秒前ということもありますが、とにかくシャッターを切る前には必ずイメージが無ければいけないということになります。シャッターを切るという動作は、既に頭の中にある絵を写真という形にしているだけです。写真は絵画・版画・彫刻等と違って全てを自分で創作することは出来ません。何か被写体が無ければ写真を撮ることは出来ません。自身が前もって描いていたイメージを、そのまま写真に出来ることもあるでしょうが、相手が自然等の場合はその状況に合わせて、イメージの更新を図りながら、(被写体と対話しながら) 最終絵柄を模索することになります。これをシャッターを切る前にするということになります。こういうような写真が撮りたいという抽象的なイメージも必要ですが、写真という形にするには、具体的なありありとしたイメージも必要になります。

今回述べたところは、写真上級者の壁にもなっていて奥深いところの一つである訳ですが、この壁を乗り越えるように日々努力することが写真の醍醐味であり、面白いところでもあります。

 

 

 

作品講評・解説スペース28

ここでは、作品の講評・解説をしていきたいと思います。講評希望の方は、写真データを送って頂ければ、この場所にて講評させて頂きます。

 

上の写真も秋田の元滝ですが、今回はこの写真を使って、撮影時の注意点を少し書こうと思います。

皆さんはこの二つの写真、どちらが好みですか?構図は同じで露出が違うだけですが。

この二つ、どちらが適正露出かと言えば、下の写真の方かも知れませんが、実はこれ、失敗写真になってしまっています。その理由は、奥の滝の部分が、下の写真では完全に飛んでしまっているからです。上は、飛ぶか飛ばないかのギリギリのところで抑えられています。

上の写真は見た目が暗いので、後でPCにより暗部を持ち上げる(明るくする)必要がありますが、このような場合には、この露出で撮らないといけないということになります。上が成功写真ということですね。

下の写真は、飛んでしまっている部分のデータが存在しないので、PCやプリント時に調整しようと思っても出来ないということになります。露出差の少ない被写体なら問題ないのすが、このように露出差が大きい被写体の場合には、細部まで注意を払って露出を決めなければならないこともあります。

上の写真を調整したものが次のようになります。

2013/10/03 | WEB写真塾

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